なぜ奄美大島へ移住したのか?(2)

(1)で私は「暖かい所という理由だけで移住した」と書きました。ところがこれには大きな副産物が潜んでいました。端的に云うと‥『夏の奄美は暑くない‥』ということです。これは正直私も予想していませんでした。冬の話だけではないんです。極夏であっても奄美は最高気温32℃を超えることがないのです。これは実に予想外の展開という他ありません。

 移住前に調べたところ、奄美は紫外線が強く亜熱帯地域でバナナやパッションフルーツなど南国の島のイメージしか持っていませんでした。ちょうど移住を決めた頃は東京、埼玉も異常気象で猛暑の夏が始まりかけていました。不思議なことですが、その年から毎年ごと夏場の気温が上がり続け、今では38℃に39℃が当たり前の関東エリアになってきました。北海道でさえ39℃になりました。このようなことは想像だにしなかったことです。一方奄美は最高気温でもが32℃にならず、風は涼しく実に心地よい。昔の人は奄美を「風の島」と呼んだそうです。家は風が吹き抜ける構造になっていて、ごくごく最近までエアコンもいらなかった様です。

 関東の年間気温差が40℃以上に対して、奄美はその気温差が約20℃の帯域なので、それで体は圧倒的に楽になります。私は奄美へ来て冬場も血圧の薬がいらなくなったし、昨日病院では112/62。全くの正常血圧でした。

 よもや、そこを私は狙った訳じゃないのですが、奄美は体にいいと言いたいです。2拠点生活は昔から金持ちが別荘を構えてやってましたが、もうこれからは庶民がうまく暑い夏と寒い冬を避けながら上手に生活する政策を国会議員にお願いしたいところです。

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