「八月踊り」の輪に入って島人の魂に触れてみる

奄美大島移住

 移住したら「八月踊り」を6日間(中3日休みを挟む)思いっきり踊ってみてくださいな。島人(しまっちゅ)の魂に深く触れることができますよ。島の心の世界と言うか、島の神の声が聞こえるかもしれませんよ。

「八月踊り」こそ奄美らしさが現れる最たる風物詩です。「八月踊り」無くして奄美は語れません。

 毎年鹿児島、大阪、東京の子息親戚が懐かしい踊りに参加するため故郷へ一斉に帰ってきます。観光で八月踊りに触れて病みつきになった島外の「八月踊りファン」も多いですね。関西の人が多いかな。

 昨年は特に4年ぶりの開催で、その「ファン」の数が多くて半分位が島外の人達だった感じがします。島んちゅの家に泊まっていたりします。高齢者が多い村はこの時ばかりは若い人たちで賑わいます。島外ファンは若い人たちです。

 昨年は初めて思いっきり私も妻も「八月踊り」に参加しましたよ。親友の奄美では有名なノブさん・真太郎兄弟の「三味線」と強烈な「太鼓」のリズムに合わせて踊り狂いましたね。黒糖焼酎に酔い、祭りの興奮の一種トランス状態の雰囲気に私たちは陶然として溶けてしまいました。

 「八月踊り」は「豊年祭」であるとともに場所により「種おろし」とも重なっています。新暦9月末に農産物豊作を神に感謝する行事。奄美ではどの集落(しま)にも神様が居るのです。

 最初の3日間を「アラセツ」そして3日間休み、また「シバサシ」を3日間踊続ける。初日公民館を出発して夕方7時半から9時半まで各家庭を3場所「家まわり」(やまわり)する。その家の繁栄と家内安全を願い、勢いよくみんなで一緒に踊り、悪魔災厄追い払う意味がある様です。

 一場所終わるり次へ行く際は男が「追い声」を上げ「女のちぢん」(太鼓)で次の場所へ移動します。「家まわり」はとても風情があるものですが、「家周り」の主は食事のもてなしを準備するのとその班の家庭はすごく忙しくなります。家ごと腕によりをかけたご馳走を用意し黒糖焼酎、ビールが振る舞われる。踊りながら焼酎の回し飲みが行われる。子供達はこの日沢山のお菓子、ご馳走をもらって大きな袋に詰め込む。大人たちは焼酎を煽って陶然として踊り舞います。

 八月踊は太鼓と三味線に合わせ円になって男と女が歌を掛け合うのが特徴です。歌詞は割と男女の恋の駆け引きの歌が多いような気がします。あと農業の知恵や生活の知恵を伝えるような歌も多い。最初はゆっくりしたリズムから始まって徐々に早くなっていく。最後は「六調」を舞い踊り狂うのです。

 三味線とちぢんの音が真っ黒な世界に吸い込まれていき、酔意はさらに回って恍惚としたトランス状態の様な不思議な世界に没入する。それは言葉で言い尽くすことができない。設置された手作りの白熱灯の淡い光が独特なムードに島人(シマンチュ)を誘う。

  読んでくださりありがとうございます。

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