奄美に住んで3年が過ぎて、割と東京と奄美をLCCのピーチで最近は毎月往復しています。雲上を飛行機で飛んでいると、色んなことを考えたり気づいたりすることがあります。
飛行機は約10000m上空を飛ぶ様ですが、ジェット気流の影響で奄美から成田へは実に速いです。偏西風に乗ってスイスイと成田へ向かいます。私は以前は飛行機に乗るのが怖かったのですが、今は結構快適な空の時間を音楽を聞いたり、読書をしたりしてゆったり過ごしています。雲上の真っ青な空を見ながらの飛行はなかなか気分がいいものですね。
ところで、成田、羽田、大阪から奄美へ直行便が飛んでいることは意外と知られていないみたいです。飛んでいるんですよ。それもLCCのセールにうまく乗っかれば、東京大阪間の片道新幹線代くらいで東京と奄美を往復できます。この話をすると大抵の人は驚かれます。私自身何故JALの1/4くらいの料金で奄美へ行けるのか今でもよく解っていません。でもそのおかげもあって奄美へ移住出来ていると言っても過言ではありません。
私の妻は、埼玉に住んで母親の介護をしています。しかし無類の奄美好きです。毎月1W〜10日間奄美に滞在します。そもそも私の移住生活を開始したのも妻に押されてという面が大きいのです。
そんなんで私たち夫婦は度々「雲上の人」になります。雲の上がバスに乗る様に生活の一部みたいになっているのはある意味贅沢な感じがしないでもありません。
イマルさんの様に2拠点生活までは、私たちはいっていないものの、都会と南の島の田舎を往復するのはまるで異次元をワープする様である意味刺激的でもあります。最初の頃は都会の生活に染まりきった私の心と体は、奄美の田舎の不便さに正直いって悲鳴をあげました。あまりにも何もないの、ない無い尽くしの環境に呆然とした時間を過ごしたのは事実です。今もそれはあまり変わっていないのですけれどもね。
しかし、現代人の心の疲弊を考えた時に、都会を脱出する日常の時間というのも、ある意味必要かもしれないという風に思うこともあります。私は奄美の人なのですけれど。
そんなことで、あなたも雲上の人になってみませんか?という話でした。