小江戸川越から奄美を書いてみる(1)

 今年の年末年始は12/21〜1/5とかなり長い帰郷となった。約2週間。最初は12/27で航空券を予約したのだけれど、1週間では色々用事を済ますのには短すぎると判断して、手数料3000円也を払いかつ年末の高い航空券を買って成田に飛んだ。

 前半があまりにも要件というか人に会う約束が多すぎたので、結果2週間の帰郷は今のところ大正解だった。今日は12月28日(土)である。バタバタとした要件を済ませてちょっと落ち着いて珈琲を嗜み、川越駅前のドトールで書いている。

 良くも悪くも「奄美と川越」は違いが大き過ぎる。これが同じ日本かと見紛う程に別世界と言ってよい。今はクリスマスが終わり正月に備えて皆が準備で大忙しの時が「川越」。一方今回5回目の経験になる「奄美」には「正月」の実感は薄い。奄美は文化的にいまだ「旧暦」の風習が残っていて、カレンダーも未だ「新暦」と「旧暦」が一緒に書いているものさえある。準都会の「川越」では旧暦は見る影もない。

 さすが「川越」に「クリスマス文化」はすっかり定着していて、市内のあちこちにクリスマスツリーとイルミネーションが飾られ、どこのレストランもイベント会場もまた家庭もクリスマス一色な感じに久々面喰らった。ただ今年は諸物価の高騰でクリスマスケーキが異常な高値らしく、みな1サイズダウンして注文していたんじゃないかなー?私の「イブ」は西武プリンスホテルで、唯一健在の伯母さんの「百寿の祝い」とクリスマス会をかねて少しお高い中華料理を食していました。5月の母の7回忌以来の親戚の集まりだったし、そもそも私の住まいは「奄美」だし、私はかなり無理を言って「この日」を設定してもらったのだ。終了後は大きなクリスマスツリーのあるラウンジで姉2人と妻の4人で珈琲を飲んで1時間半も話し込んでしまった。

 私が思う「奄美と川越」の大きな「違い」とは「暖かい」「気温の差」に尽きる。色々なことを書いても、「気温の差」に全て収斂される。6年前、観光で冬の「奄美空港」を降りたった時のあの空気の「むわー」っとした肌の感触は今も忘れはしない。12月なのに「あったかい」空気感。レンタカーのお兄さんは半袖のアロハシャツを着ていた。龍郷のリゾート風「カレッタホテル」に着いたら玄関の前に赤いハイビスカスが爛漫と咲いていたこと。昨日の事のように思いだす。片や北関東まで行かない東京と県境に近い川越だけれど、この時期は「真冬」奄美と10℃以上低い気温に「寒がり」の私はとてもきつい。しばしば冬の帰郷で風邪にやられるので、今年は「きんかん」とお高い「蜜柑」を沢山食べて頑張っているのです・・。

 「奄美の良さ」については今迄に色々書いたつもりなのだが、今回の帰郷で非常に強く思ったのは「川越はいいところだなあ」という実感です。色々ご意見はおありだろうと思いますが、改めて「川越の良さ」を再発見した様な気がします。多分「本質」に近い意味でね。

 人口が35万人と奄美の8倍以上で「人が多い」と言ってしまえば其れ迄なのですが、多種多様な才能、人材、文化、コミュニティが元気よく活発に動いている街だなーと印象が強いと、正直思いました。

 姉の義理の弟が今回1月を以って3期12年?の市長を勇退すると先日伺いました。そのご苦労を考え併せながら、多様な人材とコミュニティをまとめ維持しかつ、川越を時代の変化に合わせて舵を取ってきた御厚労に敬意を感じざるを得ません。昨日は姉のところにお邪魔し、先先代の市長であった義兄の父上の写真を懐かしく拝見しましたが、何か川越の歴史を実感しました。歴史と文化、そして「トカイナカ」と小江戸観光の街と多彩な顔を持つ希少な「土地柄」と、川越を離れてい文化の生活をしてみて初めて見えてくる、希少な川越の存在感といったものを感じました。

 「川越」のことばかり書いてしまいました。題名に軌道修正し、(2)では。「奄美」を眺めてみたいと思いますが、もう少し「川越」のことを書くかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました