やはり移住者の住宅問題は悩ましい限りです。高い金を出して身元もしっかりした証明できれば名瀬で家は何とか見つかるかも知れません。しかし一般的にそんなに裕福な人は一握りでいやーしません。私も含めて、けれど奄美が好き!っていう人が殆どですよねー。
しかし、何度も申し上げました通り、奄美の住宅事情は特殊な問題があるのです。私はそれこそこの難しい問題をクリアできれば、奄美は多くの有為な人材や働き手、そしてリタイアして南国でゆっくりしたいナイスミドルたちを多く呼び込めるのになーと思っています。自治体の中に議員を含めその問題に真剣に取り組もうとする人はほとんどいません。これだけの自然の資産がるのにもったいない限りです。リゾート地としても居住環境さえ整えれば最高の土地に生まれ変わる可能性を持っています。
「世界最高のリゾート地、奄美!」というキャッチフレーズを掲げる若者(年寄りでもいいのですが)はいないのでしょうか?例えばバリ島の様な観光開発。或いはハワイの様なリゾート地。「世界自然遺産」World Heritage スペルあってるかな?そんな最大名誉な称号を得ているのにかかわらず、移住者には冷たいですよね・・・。それは私の被害者意識なのでしょうか?地元の方々たちが観光に真剣に取り組んでいるというのは私からは実に見えにくい気がしているのです。本当に人を呼び込もうという気持ちがあるのでしょうか?
観光業が盛んになれば、その土地が好きな人がやってくるんだからやがては移住する人も増えていくでしょう。何度も私が行ってたバリ島もそうだったし。結構な数の移住日本人移住者に会いましたよ。外国でさえって話ですよね。バリ島もそうなんですけど、ある時期相当な観光の開発が行われています。もともとオランダ領でしたけれど、外国人と地元の人が相当のエネルギーを投入して今のバリ島の姿を作り上げたということを私は学びました。すみません横道に逸れました。
自治体の移住促進策が弱いのであれば、自分たちの力で住宅探しもしくは開発の道を切り開いていかねばなりませんね。島でもう何年も龍郷町、徳之島、沖永良部島等で空き家を使って移住を手伝うNPO法人の女性がいます。彼女が、なぜ自らのリフォーム形態に拘って仕事しているのかという意味が、私は最近ようやく解ってきました。これらの特殊事情があるから、逆転の発想で自分で空き家を住み易い家にリフォームすればいいじゃないか、というのは実は誠に理に適った考え方だなと最近思う様になりました。
私は、たまたま「空き家バンク」に幸運にも入居できましたが、それはそれで5年目の問題に直面し、それを面倒みた役所に行ったら「知らんぷり」されました。どっちがいいのかわかりやしません。これは特殊中の特殊なケースです。
奄美らしい田舎では不動産の流通市場がそもそも無いこと。空き家は沢山実はあるのだが、登記関係が複雑だったり、そもそもが移住者にあんまり貸したくないと思っている可能性が高いこと、あと取引が成立するにしてもそこへ行くまでの顔馴染みの関係になる必要があること、相対取引が基本になること等が基本的にあるということです。
別にそのNPO法人の宣伝をするつもりは更々無いのですが、自らリフォームをして安く借りる、というのが実例として多いということなんです。回りくどい話をしてしまいましたが、解っていただけたら幸いです。