奄美で住宅をどのように手に入れるか?(2)

移住で住宅探しがネックになる話をしました。本当に悩ましい限りです。

奄美で便利に都会の様な生活をしながらも、土日は奄美の海や自然を楽しみたい、ということなら私が前回言ったほどには難しくないかも知れません。コンパクトシティの名瀬に住めばいいからです。誠に住みやすい街だと思います。学校、買物、医療機関、役所、裁判所、法務局、銀行なんでもそのコンパクトな街に何でもあります。そして自然の遊び場もそう遠い訳ではない。。

しかし移住者が住みたいという土地は、どちらかと言えば田舎、奄美らしい海に近い集落とかが多いですよね。龍郷町、笠利、瀬戸内、加計呂麻、そうですねー。奄美の魅力はそういう所にこそ素晴らしい体験があります。

ただそれはそれとして名瀬は住みやすい街であることは事実です。実は名瀬は、転勤族の街とも言われています。中心から少し外れた10分くらいのエリアには鹿児島から離島赴任できた学校の先生が大勢住んでいます。あとは県の役人、国の役人が転勤で大勢名瀬に住んでいます。弁護士の出先事務所もあります。弁護士、建築士、司法書士、行政書士、税理士いろんな人が住んでいます。文化センター、県立図書館、スーパー、100円ショップ、パチンコ屋なんでもありますよ。コンパクトシティと呼ばれ、国や県の機関まで常置された珍しい街だと思います。屋仁川通りの飲み屋街は鹿児島市の天文館に次ぐ第2の飲み屋街と言われています。飲んべえには最高かも。

学校の先生や転勤族を顧客にする不動産管理会社、オーナーは活況というか安定した不動産取引をしています。家賃収入が安定し3月には転勤なので途切れることがありません。正に上客、ウェルカムの転勤族天国の世界です。私見ですが、それ以外の客は扱っていないのかもしれません。移住者には貸さないというオーナーも多いし、不動産業者がそこまで手を広げなくたって食べていけるという状況があるのかもしれません。

残念なことですが、どっか知らない所からやってきた移住者には非常に冷たい態度を取られてしまいます。経済効果なのか、島の特性、地域性みたいなものなのか今もよくわかりません。

よく言われるのは、「移住者はオーナーが許可しない」「もし住むにしても島居住の連帯保証人2名をつけてほしい」とか言われます。無理ですよねー。学校の先生。国家公務員には揉み手で貸すのにねー。しかしこれが現実なんですね。

少し残念なことを書きました。隣の若い8人家族のママが言ってました。「この島には、不思議と選ばれた人しか住めないんですよ」って。」不思議な言葉を私は今も考え続けています。

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